大人の自由帳

思いついたことを残していきます。

土器とオシャレとゴキブリ

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こんにちは

突然ですが年々、虫が苦手になってます。


去年から一人暮らしをしているのですが、ゴキブリが出たらどうしようと怯えている今日この頃。


しかし、なぜゴキブリがこんなに嫌われているのか。


他の虫と比較しても攻撃性や毒も無く、よくよく考えれば、小さな体で飛翔し、血液を吸いとる蚊の方がよっぽど気色悪いです。


私は思いました。

私たちの祖先が初めてゴキブリを発見したとき、

「なんだコイツ、触覚長いし、足早いし気持ち悪っ

と感じたからではないのかと。

この発見者の拒絶は単なる個人の感想だったが、コイツがどんどん言いふらすもんだから、

しかも、コイツ話を若干盛ってるから、噂を聞いたやつが初めて遭遇したときに、

自分の感性を殺して「気持ち悪い」と感じてしまったんじゃないか。


そう、

この二人目こそが今日におけるゴキブリの地位を決定付けてしまった。


もしこのとき、

クワガタやカブトムシに対して攻撃的で恐ろしい、気持ち悪いと感じ、ゴキブリに対して

そして、人々は次々とゴキブリはキモいというトレンドに乗っかってしまった。


オシャレを楽しむために流行りを知ることは大事であり、乗り遅れるとどんなに良いコーディネートであっても、

古いという印象を与えてしまう。


それならば、流行り完全に乗っかってしまうのがオシャレなのか?


答えはnoだ。


たしかに、雑誌に乗っているコーデを真似すればダサいとは思われないであろう。しかし、お洒落な人には気づかれている。他人の個性に隠れていることを。


我々は、衣服を通して自分の感性を表現している。

それが、個性でありオシャレ

いや

お洒落なのである。


そのためには、

流行りに真正面からぶつかるのではなく

自分の感性に合った形に変換してから取り入れなければならない。


その一個人の感性が時代を作ることもある。


歴史を見てもそうだ。

戦国時代、江戸時代トップが代わり、ルールが変わる。こんな時代の変化はわかりやすい。雑誌が今年の流行りはこれだと言っているばかりに。


しかし、縄文時代弥生時代はどうだろうか。

当時、民衆が完成形だと思われていた縄文式土器に各個人が個性というエッセンスを加えた結果、

様々な個性の集大成が弥生式土器と呼ばれる新ジャンルを確立し、新たな時代を開拓した。


つまり、民衆の個性が時代を作ったのだ。


初めは縄の目を少し変えただけかもしれない、形を弄っただけかもしれない。

その少しが時代を変えた。




本題に戻るが


今からゴキブリを滅ぼすことは恐らく不可能だろう。


しかし、私たちがゴキブリに対して、気持ち悪いという流行りに

足がはやくて、黒くてかっこいいけどという

自分の感性をプラスしていくことで


何十年も先


いや


SNSが発達している現代なら

近い将来

害虫ゴキブリという生き物はいなくなっているかもしれない。




つまり、最後に私が言いたいことは



ゴキブリが嫌いなら



オシャレになりたいのなら




土器を作ることから始めようということだ。




そして、


ゴキブリは気持ち悪い。